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毛じらみ |
大きさ1mm前後の「毛じらみpthirus pubis 」という吸血性昆虫によって伝染するSTD・性病です。 |
毛じらみの暗視野顕微鏡像 |
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■肉眼では陰毛部に小さなほくろのような毛じらみの成虫が確認できます。しかし顕微鏡で確認するとご覧のようなグロテスクな昆虫です。
陰毛にフケのようにこびり付いたタマゴも発見できます。
(症状)陰毛部の非常な痒みである。その痒さは、男女を問わず人前で陰部をかきむしるほどと云われている。
また、吸血した皮膚より出血して下着に血痕が点々と付着するので、血尿を訴えて患者さんが来院することがある。
成虫は約1ヶ月間生存し、その間に1匹当たり30〜40個の卵を産みます。卵から成虫になるまで約1ヶ月間です。 |
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(治療法)
陰毛がないと毛じらみは生きていけませんから剃毛(ていもう:毛をそる)処置かスミスリンパウダーという殺虫剤を陰毛に振り掛けます。
■剃毛(ていもう):陰毛を全部剃ること。成虫が生息できない環境にし、卵を陰毛に産み付けられないようにする。何かの事情で剃毛出来ない場合には、次の2つの方法をとる。
■櫛でブラッシング:目の細かい櫛で陰毛を丹念にすくことで、陰毛に付着した卵を除去する。
■殺虫剤:商品名スミスリンパウダーを1日1回陰毛部に散布して成虫を殺す。2週間続ける。 |
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